ヴィンテージギターを投資目的で買わない方が良い理由
どうも、ヤマキです。
先日、三木楽器がヴィンテージギターの価格の推移をまとめて
「投資としてオススメです!」
みたいに主張している記事を拝読したんですが、
いや弾かんヤツが良い楽器買うなよ!!
てか投資としても微妙では!?
と感じたので記事にします。
結論から言うと良い楽器が弾かれんままに飼い殺しにされるのはもったいないな~
というのと、
転売屋は転売屋で多分思ってるほど儲からんぞという感じで、
転売屋に買われたらマジで誰も得しないのでは?と思っています。
それではヴィンテージギターを投資目的で買うことについて、思ったことを書きます。
リスクのわりにリターンが微妙
著作権とかがアレしたらめんどくさいので直接の引用は避けますが、記事を要約すると
ヴィンテージギターの市場価格は20年で2~3倍になりました。
ということが言いたいようです。
実際に価格が20年で2~3倍に高騰しています。
めっちゃ微妙じゃないですか?
いやだって20年ですよ?
さっき生まれた子が成人しますよ?
なにがヤバいってもうこの世に出てからすでに50~60年たっているギターをさらに20年持ち続けるわけです。
ギター自体は確かにレアになるかもしれませんが、寿命を迎えて弾けなくなったギターって買い手つかないですよね。わからんけど。
さらに20年間弾けるコンディションを維持できるか?って結構なバクチじゃねえかな~と。さらにいうと、これから20年持っていたところで市場価値がさらに2~3倍になるかは誰にもわかりませんし。
経年劣化したり、地震のリスクがあったり、火災のリスクがあったり…なんかで壊れるとギターとしての価値はゼロになるので、20年後に売るためにヴィンテージギターを買うぞ~!!っていうのはマジでやめといた方が良いと思います。
あと純粋にリターンが微妙なんですよね。
たとえば投資信託にお金を突っ込んでおくと、年率7%で成長したとしても20年後には3.87倍になっています。
まあこっちに関しても実際に20年後に3.87倍になっているかはわかりませんが、利息の税金を払ったり、不況で下落があったりしてもこれぐらいは儲かるんちゃう?っていう予測です。
投資信託に関しては一時的に価値が半額になったりするリスクは全然ありますが、突然価値がゼロになることはまずないので、下がっても放っておけばどうにかなったりします。
ということでリスクとリターンを考えると投資としてのヴィンテージギターはオススメしないです。
あと、リターンを考えると投資として楽器を買うのは辞めといた方が良いな~と思う点がもう一点あります。
税金がクソ高い
例えば楽器の売却で100万円の利益が出たとして、そのまま100万円を懐に納めたら税務署のお世話になります。
税金関係は勉強中なので間違っていたら申し訳ないし、話半分ぐらいに聞いてほしいんですが、楽器の場合は50万円以上の利益が出た場合、50万円を超えた部分は譲渡所得の課税対象になるみたいです。
例として100万円の利益が出た場合を図にするとこんな感じです。
譲渡所得では土地や株式なんかでは分離課税が適用されますが、楽器の場合は総合課税で、給与所得などすべての所得を合計した上で累進課税が適用されます。
ちなみに所得税がかかるのは利益の部分なので、例えば100万円で買ったギターを90万円で売りました、みたいな売り手に利益が発生していない中古の売買では関係ないです。
ということで、たぶんヴィンテージギターを投資目的で売買しても時間かかる割に思ってるほどは儲からんし、本当にほしい人が買えなくなって困るし、
転売屋が買うのはやめろ!!
マジで!!
読んでいただきありがとうございました!
ほなまたね!!!!!